県内各党 驚き、戸惑い 首相辞任表明 民主『1年前と同じ』
2008年9月2日
一カ月前に内閣改造したばかりの福田康夫首相が臨時国会を控え突然の辞任表明をした一日、県内各党に衝撃が走った。自民幹部は「今辞めるとは予想しておらず、非常に残念」と話し、民主幹部は「一年前の安倍晋三前首相と同じ」と厳しく批判。「解散・総選挙近し」の声も上がった。 (萩原誠)
自民党県連の滝瀬副次幹事長は「予想できなかった。臨時国会を乗り切り、補正予算を成立させてから、どのような判断をするのかなと思っていたのだが。自分の考え通りに進めるのが難しい局面があったのだろうか」と戸惑いを隠さない。
“ポスト福田”については、早くも麻生幹事長が適任との考えを示した上で「この国をどういう方向に持って行きたいのか打ち出してほしい」と述べた。
公明党県本部の福永信之幹事長は「驚いた」と突然の辞任と受け止めた。その上で「総合経済対策を打ち出して、やるべきことをやって潔く辞められたと思う」と、一定の理解を示した。また、「自分ではどうしようもない、国会を動かしようがない、と感じたのではないか」と述べ、「解散・総選挙も近づいたのでは」と今後の対策を早急に検討する方針を示した。
一方、野党は批判の声を強める。民主党県連の武正公一幹事長は「臨時国会を召集しながらこのタイミングでの辞任は、一年前の安倍前首相となんら変わらない。内閣を預かる責任者として、不適任と言わざるを得ない」と、厳しく批判。「県連としても、さらに攻勢を強めていきたい」と述べた。
共産党県委員会の小松崎久仁夫委員長は「まさに自民党政治の行き詰まりが極まったと言わざるを得ない。次の内閣は、福田内閣の政策を引き継ぐわけでなく、自民党政治に対する国民の信を問うことだ」と解散・総選挙を求めた。社民党県連合の日森文尋代表は「無責任。総合経済対策を出しておいて、議論もしないで辞めた、では国民生活に背を向けている」と批判した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20080902/CK2008090202000130.html
(東京新聞)
●県単位レベルにおいて福田内閣の辞任は大きく影響しているようです。
もちろん平成電電問題の金融庁・消費者庁も対策に遅れをとるのか心配です。
(東京新聞)
●県単位レベルにおいて福田内閣の辞任は大きく影響しているようです。
もちろん平成電電問題の金融庁・消費者庁も対策に遅れをとるのか心配です。