詐欺:株上場話で容疑 大分の2人、大阪の会社代表らを告訴
「必ず上場する」などと未公開株の購入を勧めて現金約2300万円を詐取したとして大分県内の50代女性2人が5日、経営コンサルタント会社「人間と産業開発研究所」(H&M研、大阪市北区)の倉原忠夫所長(67)と関連会社役員ら計4人について、詐欺や出資法(預かり金の禁止)違反容疑などで大阪府警に告訴状を提出した。
未公開株の本来の価値は最大1万円程度だが、30万〜500万円程度の価値があるとしていた。女性2人は▽04年9月〜06年5月に計965万円▽05年6月〜06年5月に計1325万円を詐取されたとしている。
未公開株購入にはH&M研に会員登録が必要で、会員が新規会員を紹介する連鎖的な販売システム。会員は売り上げに応じて立場が上がり報酬もあったという。投資先は実在するベンチャー企業だったが、上場した会社は一社もなかった。未公開株購入者は全国で1万人に上るとみられる。購入者の一部は福岡や名古屋地裁などで損害賠償を求め係争中。東京でも提訴の動きがある。
告訴についてH&M研は「コメントは差し控える」としている。同社は78年設立。大阪国税局の税務調査を受け、05年2月期までの3年間で6億円超の申告漏れを指摘された。【田辺一城、山口朋辰】
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090306ddm041040035000c.html
毎日新聞2009/3/6/
★平成電電は非上場の会社でしたが、株式上場の話は平成電電匿名組合への投資家にもありました。
こちらは必ず上場するという未公開株の購入を勧めての詐欺事件です。充分に納得した上で購入いたしましょう。