東京ブラウス 民事再生法適用を申請
2010.5.31 13:55
アパレルメーカーの東京ブラウス(東京都中央区)は31日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると、負債は2月末時点で約16億2800万円。
同社は、1950年設立の旧・東京ブラウスの不動産管理会社への移行に伴い、営業権を継承する形で71年に設立。98年12月期には約9億8100万円の最終赤字に転落し、その後も主力商品の販売不振が続いたため、自主再建を断念。2003年6月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、再生計画の認可を受けた後、2007年1月には再生手続き終結の決定を受けていた。
08年11月には、大証ヘラクレス上場のトライアイズの傘下に入ったが、主な販売先である百貨店業界の低迷や景気悪化の影響で2009年12月期の売上高は約30億4200万円にダウン。トライアイズは役員を派遣し、資金面でも支援してきたが、資金繰りの悪化に歯止めがかからなかった。
トライアイズが経営再建に取り組んでいた連結子会社では、かばんメーカーの松崎(東京都台東区)が今月17日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けている。
★トライアイズの子会社である 東京ブラウスが破綻してしまいました。トライアイズは平成電電との関連が大きいだけに今後の行方が気になります。