2009年02月09日

円天、破綻後も報酬増 波会長6600万円から1億円超2009年2月9日15時1分

円天、破綻後も報酬増 波会長6600万円から1億円超2009年2月9日15時1分
   
 疑似通貨「円天」を宣伝材料にした健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」による多額詐欺事件で、同社が破綻(はたん)状態のため現金配当を停止した07年になっても、幹部や社員らに多額の給与を出していたことが破産管財人の調査などでわかった。同年6月期の会長の波和二(かずつぎ)容疑者(75)ら7人の役員報酬は総額1億9860万円にのぼる。

 管財人のまとめた資料によると、07年6月期の役員報酬は波容疑者が1億800万円。ほかに、業務担当社長長野正良容疑者(60)が3千万円、営業担当副社長小寺秀樹容疑者(50)1440万円、営業部長杉本幸雄容疑者(49)1260万円、同武久哲也容疑者(44)1020万円、管理部長福田博利容疑者(47)1140万円、経理部長浅倉衛容疑者(67)1200万円が払われた。
 営業担当社長寺嶋惇容疑者(64)は、詐欺容疑での逮捕歴を理由に役員登記されていなかったが、同社幹部の証言では、波容疑者に次ぐ高額な報酬を受け取っていたという。
 波容疑者が01年からの7年間に会社から得た金は役員報酬だけで計約5億1千万円。05年までの5年間は毎年6600万円ずつだったが、06年に7650万円にアップ。L&Gは07年6月期の債務超過額が約685億円にのぼっていたが、波容疑者の報酬は1億800万円に増額。役員も全員が前年と同額だった。
 波容疑者は逮捕前の朝日新聞の取材に「L&Gの報酬は業績とかかわりなく上がる。そうでないと、社員が前向きな『あかりの感情』で働けない」と話していた。

 管財人の福田大助弁護士は「破綻の会社でこれほどの高額報酬はあり得ない」と指摘。社員らに対し、不当利得の返還訴訟を起こすことも検討しているという。
http://www.asahi.com/national/update/0209/TKY200902090093.html
(2009/2/9朝日新聞)

★平成電電も債務超過の状態が長くつづいたようです(「平成電電 被害者ブログ」)それでも高額な給与が支払われました。
円天は組織的詐欺で平成電電は詐欺でも結果的に被害者の損失は同じようです。

posted by スズキ at 23:34| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | L&G (エルアンドジー)問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
波会長ら22人を逮捕 「円天」商法のL&G '2009/2/5
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 「円天」と称する疑似通貨を売り物に、全国の会員から巨額の資金をだまし取ったとして、警視庁と宮城、福島両県警の合同捜査本部は五日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(東京、破産手続き中)の会長波和二なみ・かずつぎ容疑者(75)=東京都新宿区弁天町=と同社幹部ら計二十二人を逮捕した。

 健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」の組織的詐欺事件で、警視庁などの合同捜査本部が五日に逮捕した容疑者は次の通り。いずれもエル・アンド・ジーでの肩書。(敬称略)

 会長波和二(75)=東京都▽業務担当社長長野正良(60)=東京都▽営業担当社長寺嶋惇(64)=川崎市▽経理部長浅倉衛(67)=東京都▽総務・業務本部長柴田克一(65)=東京都▽管理部長福田博利(47)=埼玉県▽経理課長長谷川豊(61)=東京都▽営業担当副社長土本浩司(61)=滋賀県▽営業担当副社長小寺秀樹(50)=横浜市▽営業部長杉本幸雄(49)=横浜市▽営業部長土本浩之(35)=滋賀県▽営業部長武久哲也(44)=東京都▽営業課長高須章景(46)=千葉市▽営業次長大月敦(50)=埼玉県▽営業次長佐藤功(54)=札幌市▽営業員藤木靖久(49)=神奈川県▽沖縄営業所長渡慶次玲子(57)=沖縄県▽関連会社役員李得柱(63)=山口県▽営業員李允柱(56)=大阪市▽関連会社役員波勝詞(39)=東京都▽社員山崎政美(61)=埼玉県▽営業員浜岡邦明(45)=広島市
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902050210.html
Posted by ももたろう at 2016年02月22日 11:53
アクアクローバーは、国民生活センターより注意喚起(2016年3月10日)がでています。
不適切な広告は、法令に反する場合がありますので、公的機関の発表を精査して適切な表現に改めることが必要です。

活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置
−飲用による効果を表したものではありません−

ミネラル交流還元水素水生成器 SIC-220
ヒドロキシラジカル消去率は約70%と、事業者の広告等に記載されている数値には届きませんでした。

1)テスト対象銘柄の広告に記載されている「ヒドロキシラジカル抑制率」は、飲用による効果を表したものではありません。人体への効果と関連付けて考えないようにしましょう。

2)ヒドロキシラジカル消去能の公的な評価方法や表示方法に関する基準はなく、試験方法や条件によって、大きくも小さくもなる数値が用いられていることがあります。広告中の数値に惑わされないようにしましょう。
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20160310_1.pdf
Posted by アクアクローバーは国民生活センターより注意喚起がでている at 2016年04月26日 19:32
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