2009年12月22日

エビ養殖詐欺、被害者260人が元幹部ら提訴

エビ養殖詐欺、被害者260人が元幹部ら提訴
 投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京、破産手続き中)によるエビ養殖投資詐欺事件の被害者260人が22日、「高配当が可能」などの虚偽説明で金をだまし取られたとして、同社元幹部ら39人に計約3億5千万円の支払いを求め、東京地裁に提訴した。

 訴状によると、訴えた260人は1都3県に住む男女で、平均被害金額は約122万円。同社は2006〜07年、タレントを起用したパーティーなどを全国で開催し、「エビ繁殖事業に投資すれば、1年で2倍になる」など虚偽の説明で出資金を集めたとしている。
 弁護団によると、被害者は全国に約8600人いるといい、「詐欺的商法をした場合、関与した者は刑事だけでなく、民事でも必ず訴えられることを示したい」と話している。(22:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091222AT1G2200Z22122009.html
(2009/12/22/NIKKEI NET )

★・・・とはいうものの、民事で訴えたとしても、重要な証拠は刑事事件の中にあることが多いです。また肝心の首謀者が破産となってしまっている場合はその後の民事訴訟による賠償請求は不可能となっているため、早期の刑事事件としての立件が大切となっています。

2009年07月31日

エビ養殖詐欺主犯が控訴取り下げ 実刑確定へ

エビ養殖詐欺主犯が控訴取り下げ 実刑確定へ
2009.7.31 17:20
  高配当をうたった架空のエビ養殖事業で多額の資金を集めた投資会社「ワールドオーシャンファーム」の詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に問われ、1審東京地裁で懲役14年の判決を受けた同社元会長、黒岩勇被告(60)が控訴を取り下げていたことが31日、分かった。取り下げは24日付。黒岩被告の実刑が確定する。

 1審判決によると、黒岩被告は平成18年11月〜19年5月、幹部と共謀して,分配金を支払う意思がないのに1口10万円で実体のないエビ養殖事業への出資者を募集。46人から計2億5150万円をだまし取った。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090731/trl0907311722007-n1.htm

★ エビ養殖の主犯である黒岩被告人は、控訴を断念して実刑が確定したとのことです。

2009年05月28日

エビ養殖詐欺で投資会社元会長に実刑 東京地裁

エビ養殖詐欺で投資会社元会長に実刑 東京地裁
2009.5.28 10:18
 
このニュースのトピックス:刑事裁判
 高配当をうたった架空のエビ養殖事業で多額の資金を集めたとされる投資会社「ワールドオーシャンファーム」(WOF)の詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反罪(組織的詐欺)に問われた同社元会長、黒岩勇被告(60)と元幹部6人の判決公判が28日、東京地裁で開かれた。戸倉三郎裁判長は、黒岩被告に懲役14年(求刑懲役15年)を言い渡した。

 また、元幹部6人は懲役3年〜2年(求刑懲役4年〜3年6月)とした。
 起訴状によると、黒岩被告らは平成18年11月〜19年5月、分配金を支払う意思がないのに「フィリピンに東京ドーム450個分の養殖場がある」などと、1口10万円で実体のないエビ養殖事業への出資者を募集。46人から計2億5150万円をだまし取ったとされ、黒岩被告らは起訴事実を認めていた。
 検察側は冒頭陳述などで、WOFが19年5月に破綻(はたん)するまで、のべ約3万5000人から計約848億円の資金を集め、黒岩被告は14億円あまりの利益を得たと指摘していた。
 黒岩被告は、知人名義のパスポートでフィリピンに出国したとして旅券法違反罪などに問われ、昨年5月に懲役3年、執行猶予5年の判決を受けている。

 WOFをめぐっては、黒岩被告ら15人が起訴され、20日には東京地裁が元幹部5人に懲役3〜2年(求刑懲役3年6月〜3年)の実刑を言い渡している。残り3人は東京地裁で公判が続いている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090528/trl0905281019000-n1.htm

 ★ワールド―シャンファームの首謀者について懲役14年の判決となりました。

2009年05月20日

エビ養殖詐欺で元幹部に実刑

エビ養殖詐欺で元幹部に実刑
2009.5.20 17:32
 
このニュースのトピックス:刑事裁判
 高配当をうたった架空のエビ養殖事業で多額の資金を集めた投資会社「ワールドオーシャンファーム」の詐欺事件で、組織犯罪処罰法(組織的詐欺)違反罪に問われた同社元幹部、竹内広昭被告(63)ら5人の判決公判が20日、東京地裁で開かれた。戸倉三郎裁判長は、「組織性や計画性、勧誘の巧妙さは高度で、同種事案に比べ悪質さが際立つ」として竹内被告ら5人に懲役3〜2年(求刑懲役3年6月〜3年)の実刑を言い渡した。

 分離公判中の元会長、黒岩勇被告(60)の共謀も認定した。
 戸倉裁判長は「被害者の多くは老後のための蓄えをだまし取られた。被害は約2万5000人、約277億円に及ぶ」と指摘。一方で5人を「重要事項は黒岩被告が決定しており、従属的立場だった」とした。
 判決によると、5人は黒岩被告らと共謀して平成18年11月〜19年5月、分配金を支払う意思がないのに実体のないエビ養殖事業への投資を募り、46人から計2億5150万円をだまし取った。

 事件では15人が起訴され、28日には黒岩被告ら7人の判決が予定されている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090520/trl0905201737008-n1.htm

★ワールドオーシャンファームの幹部に実刑が確定したようです。

2008年07月20日

エビ養殖の強力なわな

詐欺に引っかからないためには色々な
知識を身につけて武装すべし。



投資詐欺の実態 Vol.11 「巨額エビ養殖詐欺の巧妙なワナ」

Vol.11
横張 清威[著]
公開:2008年07月20日 09:00




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 昨今マスコミを賑わせた巨額のエビ養殖詐欺。どのようにして人々は騙されてしまったのだろうか――。( バックナンバーはこちらから

ワールドオーシャンファーム 〜巨額詐欺の手法〜

 ワールドオーシャンファームをご存じだろうか。昨今マスコミを賑わせていたのでご存じの方も多くいることだろう。例の巨額のエビ養殖詐欺、といえばピンとくる方も多いはず。
「フィリピンでエビの養殖事業を行う」「投資すれば1年で元本が倍になる」などと銘打って、約3万5000人から約850億円の資金を集めた例の大規模詐欺事件である。
 マスコミ等でこの記事を目にした方々は、「何であんなものに騙される人がいるのかねぇ」「騙される人も騙される人だ」などと考えたかもしれない。しかし、詐欺は知的犯罪と言われるように、詐欺師と被害者の知恵比べの性格を有している。そして、同社の詐欺手法も工夫に富んでいるのだ。

匿名組合を使った資金集めのテクニック

 まず、同社は、資金集めの方法として匿名組合方式を用いている。匿名組合とは、匿名組合員が営業者に出資をなし、その営業より生じる利益の分配を受けることを約束する契約形態をいう。平たく言えば、営業者が匿名組合員から集めた財産を運用して利益をあげ、これを分配するのが匿名組合契約となる。
 匿名組合方式は、出資金を合法的に集めるための手法として、当時投資ファンドなどと呼ばれ頻繁に用いられていた(なお、この手法による出資金集めについてはトラブルが絶えなかったことなどから、現在では金融商品取引法により原則として金融庁及び財務局の監督下に置かれることとされている)。
 このように、同社は匿名組合方式という合法的なスキームを用いていた。仮に、同社が出資法違反など、違法な形での出資金集めを行っているのであれば、出資者が警戒し、これほどまで被害者が増加することはなかっただろう。
 次に、同社は、自らが行っている事業の信用性を増やすために、大規模なパーティ、研修旅行、現地訪問や有名人を広告塔として利用する活動も行っていた。
 しかし、この手法は何も詐欺に限って行われるものではない。同社が行った手法は、一般の詐欺的要素の全くない投資事業を行う企業も信用性を強化する作業として利用している。企業の製品をアピールするために、有名人をテレビCMに用いるのと、原理的には何ら変わらない。

 このように、パーティや研修旅行等を通じて、投資家の猜疑心を緩和し続けたのである。さらに同社は、詐欺を成功させるための工夫を行っていた。(次ページへ続く
それは最低投資額として1口10万円と設定している点だ。

「この程度であれば、例え騙されたとしても試してもいいかな」と多くの方が考えるであろう金額を設定している。これが、1口100万円だったとしたら、投資できる人物が極端に限られてしまうことになるし、1口1万円だったとしたら、事務手続きが煩雑となり、管理コストがかさんでしまう。
 その他、同社は、マルチ商法の手法を取り入れて営業活動を行っていたようである。すなわち、出資者を紹介した場合には、紹介者に報奨金や同社内の地位向上を認め、更なる紹介を促す仕組みが採用されていた。このことにより、同社の従業員が積極的に営業活動を行わなくても、各人が自らの報奨金の獲得や地位向上を目指して必死に営業活動を行うこととなった。
 振り返ってみれば、同社の詐欺被害が巨額に及んだ一番の理由は、この点にあったといえる。なお、多くの投資詐欺やマルチ商法と同様に、同社でも集めた出資金の一部を出資者に還元していた。実際に2倍になった出資金を受け取った者は、さらに多額の出資を行うこととなった。また、出資者を紹介して報奨金を受け取った者は、血眼になって出資者を探すこととなった。

詐欺と健全な投資の見分け方

 さて、同社が行ってきたことをもう一度振り返ってみよう。
 合法的な手続を用いるとともに、信用性を強化し、歩合制などを用いて紹介者や口コミ等により積極的な営業活動を行った、ということになろう。実は、これだけを見れば、健全な投資事業と何ら異なるところがないのである。

 また、そもそも投資は必ず成功するものではない。健全な投資事業も失敗に終わることは多々ある。というより、むしろ失敗に終わることの方が多いのではないか。世の中には、ハイリスク・ハイリターンの投資事業も星の数ほど存在している。
 もちろん、健全な投資事業と同社の詐欺事業とは、投資内容の説明に虚偽事実が含まれているか否かという点で異なる。同社では、実際にはエビ養殖の実体は存在していなかったとのことである。この点で、健全な投資事業と詐欺事業は性質を異にするが、第三者が外から見れば詐欺事業か否かは明らかではない。

 それでは、どのようにして詐欺と健全な投資を見分ければ良いのだろうか。
 エビ養殖の実体はなかったとのことであるから、厳密に調査を行ったり現地訪問を行えば詐欺の実態が明らかとなる? そんなことはない。フィリピンで行っている事業について、日本にいながら正確に把握することは困難であるし、実際に投資家が現地訪問を行ったとしても、本当にエビの養殖事業を行っているかはそう簡単には分かるものではない。

 現実にはリスキーな投資事業と投資詐欺を見分けることは非常に困難だ。投資事業の企画者自身が健全な投資事業だと思っていても、後になれば詐欺罪として立件されることもある。そのため、月並みなアドバイスで恐縮ではあるが、投資を行う際にはその出資金を失っても構わないという程度の投資に留めることで、リスクヘッジを図るべきであろう。

 そして、たとえその投資に買っても負けても、熱くなり投資額を上げることを控えるべきなのは言うまでもない。熱くなり、所有する財産の大半をつぎ込む行為は、もはや投資ではなく、ギャンブルと評価される行為となる。
http://moneyzine.jp/article/detail/76040?p=2
moneyzaiより)

平成電電被害者の会 談・投資奮闘日記