2009年06月23日

足利事件の再審決定…高精度DNA鑑定の威力

足利事件の再審決定…高精度DNA鑑定の威力
 足利事件の再審開始が決定したことは、精度が向上したDNA鑑定の「威力」を見せつけただけでなく、戦後の再審事件の流れを変える可能性をはらんでいる。


 「免田」「財田川」など1980年代に再審無罪判決が相次いだ5件の死刑・無期懲役事件では、自白などの旧証拠に、血液鑑定などの新証拠を加えて評価し直した結果、自白の信用性が揺らぎ、「犯罪の証明がない」として無罪が導かれた。

 これに対し、足利事件の再審請求では旧証拠を検討することなく、DNAの再鑑定の結果だけで「真犯人は別にいる」ことがほぼ明らかになった。
 確定判決では、菅家さんが「犯人」であることを直接示す証拠は自白のみ。導入されたばかりのDNA鑑定がそれを支える形になっていたが、再鑑定で自白は支えを失い、その信用性は崩れ去った。
 菅家さんの自白については過去の冤罪(えんざい)事件などの教訓から、適正な取り調べをすべきだと意識されていたはずで、いったん自白した後は、取調官による露骨な供述の誘導はなかったと菅家さんも認めている。
 それでもなぜ虚偽の自白が生まれ、それを見抜けなかったのか。警察も検察も、裁判所も多角的な検証を行い、「後知恵」でない教訓を見いだす必要がある。(稲垣信)
(2009年6月23日14時46分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090623-OYT1T00661.htm?from=navr
★ 足利事件の最新が予想通りに決定しました。今の状態で裁判をやったとしたら、明らかに無罪になるということは「再審」の要件になります。

2009年06月17日

足利事件、栃木県警本部長謝罪

栃木県警の石川正一郎本部長(右)から謝罪を受け、沈痛な表情で座る菅家利和さん(17日午前、宇都宮市の同県警本部)。県警は11日、本部長名の談話で謝罪していたが、菅家さんや弁護団は直接行うよう求めていた 【時事通信社】


http://www.jiji.com/jc/p?id=20090617120322-8136455&n=1
(2009/6/17/時事ドットコム)

★ 警察本部(栃木県警)の本部長が直接謝罪をすることは異例とのことです。

2009年06月05日

菅家さん『空も全然違う』 釈放から一夜 週末には墓参りを 2009年6月5日 夕刊(足利事件)

菅家さん『空も全然違う』 釈放から一夜 週末には墓参りを
2009年6月5日 夕刊

 栃木県足利市で女児が殺害された「足利事件」で、再審請求中に釈放された菅家利和さん(62)は、一夜明けた五日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「刑務所に入っていると気持ちがどんよりしていたが、けさは気持ちがすごく明るいです。空も全然違います」と笑顔で語った。 
 「今までは規則、規則で自由がなくてつらかった。外は違いますね」と菅家さん。昨日の夜は好物のすしを食べた。「刑務所では一度も食べられませんでしたから」
 ホテルの風呂にもゆっくりとつかった。ただ、好きなコーヒーを飲み過ぎたせいか、「一時間ぐらいしか眠れなかった」と明かし、苦笑いも。週末には両親の墓参りをし、「無事に釈放されました。心配かけたねと報告したい」と語った。
 一方で、「逮捕されていなかったら」との問いには「幼稚園の送迎をずっとやっていたと思う。突然逮捕され、今でも納得できません。自分は犯人ではありません」と語気を強めた。
 同席した佐藤博史弁護士は、「菅家さんの虚偽の自白を(一審の)弁護士も裁判官も見抜けなかった。足利の悲劇を繰り返さないため、なぜ、このような大きな過ちが起きたのかを(無罪確定の前に)明らかにするのが、われわれの使命だ」と強調。菅家さんも「なぜ、こうなったか知りたい」と訴えた。
 佐藤弁護士は「まず反省すべきは鑑定を誤った(警察庁)科学警察研究所。まじめにやろうとした県警の捜査員や一審の弁護士らを狂わせた。検察官も毒牙にかかった。DNA鑑定の魔力の中で起きた悲劇だ」と述べ、再審決定前に当時鑑定を担当した科警研の関係者らを再審請求の即時抗告審に証人として呼びたい意向を示した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009060502000242.html
(2009/6/5/東京新聞 TOKYO Web)


 

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